壕・公園について
歴史的に貴重な戦争遺跡です。
沖縄は本土防衛最後の砦として、日本の中で唯一住民を巻き込んだ地上戦が行われた場所です。日本海軍沖縄方面部隊を指揮する「海軍司令部基地」として構築されたこの壕は、激しい戦闘の末、日本海軍が組織的戦闘の終焉を迎えた場所で、ほぼ当時のまま残されている貴重な施設となっています。
戦争の真実に触れることができます。
約3,000人の将兵が昼夜5ヶ月間かけ、手掘りで掘った跡、手榴弾で自決した弾痕跡、司令長官が壁に書き残した文字など、当時の戦況を今に伝える貴重な壕で、地下20mの場所に450mの長さがあります。現在整備・公開されているのはそのうちの300mです。
「平和」とは何かを考えることができます。
「暖衣飽食」の現代人の日常生活では気づかない「平和」の必要性を改めて実感できる場所です。特に戦争が激化する中、地下壕での将兵の生活状況を垣間見ることや沖縄県民によって建立された「慰霊塔」の歴史、当時の遺留品の展示や戦争の歴史を学ぶ「平和資料館」は、改めて戦争の愚かさと平和のありがたさが実感できます。
アクセスに優れ、安全安心に見学することができます。
那覇空港や高速道路からのアクセスが便利で、年中無休・雨天時見学・車椅子完備・駐車場無料などバリアーフリーで安全・安心に見学することができます。お客様からの要望があれば日時限定で平和ガイドも行っています。
公園として楽しむことができます。
都市公園として整備された「海軍壕公園」は、約2万坪の広大な敷地に「戦跡ゾーン」をはじめ、遊具施設を完備する「プレイゾーン」や親子昆虫採取が楽しめる「緑の森ゾーン」、ゲートボールなど親子で楽しめる「お祭り広場ゾーン」が整備されています。